今回は、以前から記事でご紹介している室内の木部の塗装に用いているシーラーと言うアク止めの効果についてご紹介します。こちらは白い塗料など色の明るい塗料を塗装するときによく用いるものなのですが、まだ新しい木材には出にくいものなのですが室内をリフォームする上で室内に設置してある木材は年月が経っているのでこういったシミが出てしまいます。シーラーとはこのようなアクを防ぐために塗料を塗装する前に、下塗り剤として塗装して乾燥すると木部の表面に薄い膜が張りその上で色の明るい塗料を塗装することにより、アクが塗料に移ってしまうことを防ぐ役割をします。


実際に実験として、塗装する室内の柱にシーラーを塗装しないで直接白いペンキを塗ってみます。

このように白いペンキの塗装面が、時間を置くとみるみるうちに茶色く変色していきます。
塗装するときによく失敗しがちなのですが塗装した直後はアクが染み出てこず、このままでも塗装を完了することができるのではないかと勘違いしてしまいます。しかし塗料が乾燥して約1日時間をおいてみると白い塗装面がみるみるうちに茶色く変色して行きます。こちらは作業中に確認することができずよく失敗してしまう例です。そして次に失敗しがちなのが作業を急ぐあまり、白を塗装して十分に乾燥させないままその上に白い塗料を塗ってしまうとアクが、まだ乾燥してないシーラーを通り抜けてペンキに移ってしまいます。ペンキを塗装するときはシーラーを十分に乾燥させてから塗装を行う必要があります。次にシーラーは一応乾燥する前は白い色が付いているのですが塗装した後乾燥が始まると透明に変色して行きます。それにより、塗装した場所が分かりづらく塗装が不十分な場所が出てきてしまい、そこからシミが出てしまうこともあるので塗装する際はしっかり塗装できるようにハケを使って塗装する場所の順番を決めて塗装していきましょう。シーラーの塗装面の不十分さを防ごうとして1回に大量にシーラーを塗装してしまうこともあるのですが、そうしてしまうとシーラーが乾燥してしまう前に塗装面に誰の跡がついてしまい塗装面が凸凹になってしまいその上で白い塗料を塗ると、塗装面が汚くなってしまうので、シーラーをしっかりと塗装したい場合は適量を2回に分けて塗装する必要があります。
実際は異常のような事の失敗を繰り返してきれいに塗装する術を学んでいくのですが、そういったことを踏まえて使用する素材の特性をよく理解して作業をするとよりきれいに作業が仕上げることができるので、過去にどういった失敗ごあったかをよく覚えていることも作業をキレイに仕上げるコツです。

今回コダキさんが使ったものはこちらです。
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