今回は、空室のリフォームで部屋全体の色調を白っぽくしているので、部屋全体の色調を統一させるために、ドア等の室内の建具を白いシート貼りリフォームしていきます。
こちらは、従来濃ゆい茶色の木目調のドアだったのですが、部屋全体を白く明るい印象にするために、こちらのドアの上から白い木目調のシートを貼ってリフォームしています。
やはり部屋の中でもドアは目立つところにあるのでこちらを、リフォームするだけで部屋全体の印象ががらりと変わってきます。
室内には、洋室のドア2枚、トイレのドア1枚、脱衣場のドア1枚、リビングのドア1枚があります。
この、合計5枚のドアをシートを貼ってリフォームします。
まずはドアを取り外し、蝶番やドアノブなどシートを貼るのに邪魔な部品を全て取り除きます。
取り外すときは蝶番などは、過去にドアの立て付け等で調整をした可能性もあるのでそういった形跡がないかと取り外した場所にそのままその蝶番をつけるようにしないとドアの開け閉めの際に、違うものをつけると立て付けが悪くなる可能性もあるので、取り外したものは同じ場所に取り付けるように心がけます。
そして、シートを貼る前に下準備をします。
まずはシートを実際に貼るより少し大きめにカットしておきます。
この時に、ドアの枚数と表と裏と両方貼るのに十分なシートがあるかどうかを確認しておきます。
そして、取り外したドアの表面は汚れやゴミがついている、とシートがうまく定着せず貼った後に剥がれてきてしまう可能性もあるので、シートの粘着面をしっかり定着させるためにもドアの表面をきれいに掃除しておきます。
ただし、ドアの表面を掃除する際はアルコールが含まれているものを使って汚れを拭き取ると乾いた後でも粘着面が定着しない場合があるのでアルコールが含まれているシートなどで掃除する事は避けます。
下準備が終わったら、シートをドアに貼っていきます。
まずシートを貼り始めるスタートの地点を決めて貼り始めていくのですが、この時シートには柄があるので斜めになったりしないようになるべく垂直に降りるように、スタートの時点で気をつけてはり始めていきます。
そしてドアの表面には、ドアの装飾やのぞき窓などの凹凸部分があるので、そういったところは張りながら余分な部分を後で切り取るように多少の余裕を持って切れ目を入れながら貼っていきます。
あらかじめ凹凸のある部分に穴を開けていたりすると、どうしても貼っていくうちに位置がずれてきたりするので貼りながら位置を決めて切れ目を入れていきます。 この時気をつける事は、切れ目を入れた後にシートを貼る部分を斜めに引っ張りながら貼ってしまうと、後半部分にシワが寄ってしまいフォローできなくなってしまうので、なるべくシート自体を無理にいっぱらずに貼っていくことが大事です。
ドアの表面にシートを貼ったら、次に余分な部分をカットしていきます。
この時にフリーハンドで余分な部分をカットしてしまうと、どうしてもカットする部分が不安定になり必要な部分まで切り取ってしまうことがあるので、必要な部分を守るためにも必ず定規などを使って余分な部分をカットしていきます。 この作業を付け加えるだけでも仕上がりがかなり違って見えてきます。
以上のことを踏まえて同じ要領で室内のドアのすべてにシートを貼っていきます。
シートを全て貼ったら、ドアノブや蝶番などを全てドアに取り付け直元の位置に戻していきます。
ドアは、立て付けがかなりシビアにできているので、必ず取り付けた後に調整しながら元に戻していきます。
ドアの建付調整の方法についてはまた別の記事で紹介したいと思います。
すべてのドアを取り付け終えたら作業完了です。
全体的に白を基調とした室内に仕上げるために、前回こういう作業をしてきましたがやはり部屋の印象をがらりと変えるためにはこういった大胆なリフォームも必要になってきます。
今回コダキさんが使った物はこちらです。
こちらのリンク先は楽天市場の 壁紙のトキワ リウォール さんを案内しています。
素材は塩化ビニール
粘着剤はエマルジョン系アクリル
耐熱温度60℃
貼れる面 プラスチック、ガラス、ステンレス、化粧板、紙、など
平らでツルツルしているものなど
貼れない面 ザラザラしているもの、布、屋外など
原産国 ドイツ
メーカー Konrad Hornschuch AG
カッティングシートはこちら